Heg.

2020/07/02 20:17




オーガニック・コットン

オーガニック農産物の生産方法基準に従って栽培された綿のこと。
その基準は主に科学的に合成された農薬や肥料使わない、遺伝子組み換えではない種子を使う、自然にあるもので害虫駆除をする、健全な作物の栽培、除草は手でするなどが挙げられます。

綿を有機栽培することは環境、生産地の人口、そして経済的にメリットがあります。
農業にかかるコストが減り、農家の収入が増えるだけでなく、土壌が豊かになり、水の使用量も減り、より生命力のある作物が育つのです。
有機栽培は重労働で相当な努力がいります。合成殺虫剤や人工飼料を使用しないで綿を育てるには、土壌の力の維持と病虫害をさけるために、同じ土地にトウモロコシ、ゴマ、モロコシ、チリ唐辛子などの生態的性質の異なる生物を一定の期間をおいて周期的に栽培しなければいけません。
レンズ何やひよこ豆などの窒素固定植物は害虫を寄せ付けず、トウモロコシやモロコシは植物の成長に有益な虫を寄せ付けます。
コンポスト、肥やし、ミミズ、その他のバイオダイナミック農法を取り入れることで、土壌の生産力が高まります。
雑草は手で取り除きます。

コットン・ボール(さく果)と呼ばれる繊維が育つ丸いさやは、完全に成熟した者だけが摘まれます。
男女ともにおこなう収穫では、同じ畑で3世代が一緒に働くこともあります。
ここの農業従事者は、時間を束縛されてロボットのように働くことありません。
成熟した綿だけを選んで積むので、作業に必要なのは1日に2〜3時間だけです。
収穫をしない時は、フェロモンを用いて自然害虫駆除をします。
1日の終わりに収穫したさく果は回収され大きく積み重ねられ、機械で繊維と種に分けられます。
種の重さは生綿の重さのおよそ3分の2を占めます。
綿は市場で量り売りされ、最終的にすきぐしで整えてから紡ぎます。